片山萌美、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』への愛を語る 2020.11.24

こんにちは!
女優の片山萌美です。この度、コラムを書かせていただくこととなりました。嬉しい。
どうぞ、ごゆるりとしていってくださいませ。
さーてと、私ね、いま気になってるんです。
『DOKUSO映画館』のこと。
インディーズ映画を中心に配信しているサイトなのですが、インディーズ映画ってなかなか見る機会が少ないですよね。それを簡単に選べて見られるのは嬉しいし、それこそ5分くらいの短編映画もあるので、電車でも気軽に見られるし、見応えもあります。
そんなDOKUSO映画館の話をもっと広げようと思ったのですが、すいません。
今回は初回コラムなので、私の好きな映画を紹介させて。
その映画は、
©1985 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.
『バック・トゥ・ザ・フューチャー(BACK TO THE FUTURE)』
(以下、BTTF)
です。
全くインディーズ系じゃないんです、すみません。
ただ最近驚いたのが、20代前半の男女と話した時に(私とは7つくらいの歳の差)、
男女「片山さんは好きな映画なんですかー?」
片山「王道だけどBTTFだけは外せないよね〜!」
男女「へ〜!バック・トゥ・ザ・フューチャー?見たことないです。」
って言われて。。。
エ?バックトゥーザフューチャーミタコトナイ?
混乱。
日曜洋画劇場、金曜ロードショーなどで三ツ矢雄二さんが吹き替えをしていたBTTFをほぼ半強制的に見ていたというのに。
衝撃のジェネレーションギャップを味わいました。(精神に30のダメージ)
と、いうわけで
ここにBTTF愛を語らせてください。
まずBTTFのあらすじですが
“1985年、高校生のマーティ・マクフライは、変わり者の科学者ドクが開発したタイムマシンによって30年前(1955年)にタイムスリップしてしまう。現代に戻ろうと奮闘する中で、若き日の両親の出会いを邪魔してしまうことに。このままでは自分が生まれない?どうにかして両親を結ばせようとするが…”
という感じです。あとは見ればわかります。
さて、私の愛に戻りますね。
...。
......。
え、まって。
BTTFへの愛を書こうと思ったんだけど、好きすぎて何書けばいいかわからん!(どーん)
ちょっとまって...、ゆっくり話していきますわ。
とりあえず...BTTFって歌がいいよね。
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「The Power of Love」って曲なんだけど、これが劇中かかるとテンションぶち上がります。首振るもん。なんなら、これ聴きながら歩くとどこまでも散歩できそうなくらいノリノリ。
そしてみんな一度は聴いたことあるよね?
つーつるつーつーつー、つーつーつるつるるるーって曲。笑
この曲聴くと、あ、BTTFだ、タイムトラベルだって思うよね。
そのくらい、名作の映画には素晴らしい音楽がつきものなのかとしれないと思えてきた。
てか、ヒューイ・ルイス自身、映画に出てるんですよ!!!
本当、よくそのセリフ言ったなってこと言うからぜひ見つけてほしい。
自分の曲だぞってツッコミたくなるシーンだよ。
あ、ツッコミといえば!
ドクがセリフで「Back to the future.」って言うシーンがありまして、それをカメラ目線で指差しながら言うんだけど、今でもそんな映画他に見たことない。笑
マーティに言うべきセリフをマーティそっちのけで、セリフとはいえ、タイトルにもなっている言葉を画面越しの私たちに訴えてくるシーンはものすごい演技だなって思う。
しかも言った後にボヤーっとした顔するからその顔がまた最高なのよね。いつかこんな自由で不自然なのに不自然じゃない面白い演技ができるようになりたい!
あ、演技といえば、独特な演技はドクだけでなく、マーティのパパ、ジョージも楽しいよね。
まだ情けないジョージの時、実はイケメンなのに、そんなの感じさせないヘアメイクと、あのなんとも言えない体全体をうねうねさせる動きや、TVを見て笑うときの顔の横振りや指差すときの指が親指だったり。
実はあの演技好きすぎて、よく真似してる。結構似てると思うんだよね、いつかどこかで披露してみたいな。笑
とはいっても今みるとちょっとクスッとしちゃうのが特撮なんです。当時だと本当にすごい合成技術だったみたい!
©1985 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.
でも、いま見るとマーティ足焦げてるよねって。まぁ、そんなの気にならないくらい、わくわくさせるシーン満載で今でも最高だと思う。
あと!
どうしてもこれだけは言いたい!
©1985 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.
マーティがどでかいスピーカーに吹っ飛ばされるシーン。
字幕だと、「まいった」となっているものがあるのですが、
そこ、オリジナルのセリフでは「Rock ’n’ Roll(ロッケンロール)」と言っているのです。
否定はしないですが、解釈は人それぞれになりそうな言葉ですよね。
ちなみに吹き替えだと「ぶっとび...」
と言ってるのです。
こういう細かい解釈が英語と日本語、字幕や吹き替えだと違いが出てくるので
色々な楽しみ方をしてもらいたい。
そしてBTTF、何度見ても面白い理由は
ズバリ!『小ネタが多い!』
そして『過去を変えたことで未来も変わる』
を映像にしていること。
例えば最初に時計がたくさん出てくるシーンは、これから起こることを予言している時計があるし、一番有名なのは、ドクとの対面シーン直前『TWIN PINES MALL』と書いてある看板があるのですが、過去から戻って、同じ看板に書いてあるのは...?
それはぜひ、映画を見て確認してください。
あぁ...まだまだ語りたいことがある。シリーズは全部で3作あるけど、PART1が正直一番面白いし、絶対だけど。
まぁ...、2、3も面白いので(日本のこと良く言ってくれてるし、トランプ氏をモデルにしたシーンも出てくるしetc)
1を見て好きになった方はぜひ。
BTTFは、調べれば調べるほど奥が深いので、みんなで沼にハマろうぜ♡
©1985 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.