私の家はクレヨンしんちゃんが禁止でした【中田青渚の大切なひとり時間 vol.3】

中田青渚

「普段自分の考えをしゃべる機会がないんです」という中田青渚さんの素顔をのぞく連載企画。テーマは「大切なひとり時間」。今回は中田さんが一度も観たことがない“クレヨンしんちゃん”の映画を鑑賞していただきました。なぜ一度も観たことがないのか、その理由もあわせてお届けします。

中田青渚
なかたせいな|俳優
2000年、兵庫県出身。『第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014』でグランプリを受賞し、俳優デビュー。映画『君が世界のはじまり』、『街の上で』、『うみべの女の子』等出演。

―前回オススメした映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』はご覧になりましたか?

「観ました!私の家はクレヨンしんちゃんが禁止されていたんです。子どもの頃、テレビアニメをちょっとだけ見たことはあるんですけど、映画ははじめてでした。
大人こそ観ると感動して泣きそうな作品ですよね。もう少し歳を取ってから観たら、また違う感想になるかもしれない。そう思えるくらい深みのある作品で、しんちゃんあなどれないなと思いました」

―オトナ帝国の逆襲は、ちょうど20年前の作品です。中田さんより少し上の世代だと子どもの頃に観て、大人になってから改めて観た人も多いかもしれません。そもそも、クレヨンしんちゃんが禁止された理由は…?

「ひとつ下の弟がいるんですけど、テレビアニメを1、2回見たときにしんちゃんのマネをしたんですよ。(笑)母が“外でマネしたら大変だ”と禁止になりました。当時弟は3歳だから、なにも考えずにマネしたんでしょうけど、私も子供心に、ちょっとこれはまずいと思ったことを覚えています」

―しんちゃんの声マネならまだしも、外でやってしまうと大変な行動もありますよね?

「うちは教育方針がしっかりしていて、中学生になるまでは毎朝掃除をして、学校から帰ってきたら洗濯物の取り込み、夜は20時までに寝なさいといった感じでした。
あと、中学生になったらサンタクロースがこなくなりました。弟の下に妹が2人いて、弟と妹はプレゼントをもらえるんですよ。小学校高学年のときに母から『うちは小学生までしかサンタはきません』って言われてたから、覚悟はしていましたが。
その当時は怖いしバキバキに厳しかったけど、いま困ることなく一人暮らしで家事ができるは、母のおかげですね。俳優のお仕事も応援してくれていますし、感謝しています」

―ボディビルの大会で筋肉が仕上がっていることをバキバキと表現しますが…、バキバキに厳しいは初めて聞きました。それくらい、教育熱心なおうちなんですね。もう2021年も残り1か月です。来年のお仕事はいかがですか?

「つい最近まで映画の撮影をしていて、無事クランクアップしました!まだ詳しくは言えないんですけど、新鮮な体験がたくさんあって楽しい現場でした。深夜のシーンの撮影が多かったので、眠気との闘いは大変でしたけど。(笑)
公開時期が決まったらまたお知らせしたいです。ありがたいことに年内もまだいくつか撮影がありますし、来年は今年以上にたくさんの作品に携わっていきたいです!」

次回は中田さんが大切にしている映画についてお聞きします。先輩俳優の方が中田さんと同年代のときに出演された作品を観て、刺激を受けることも多いそうです。役作りの参考や、演技の幅を広げてくれる、そんな素敵な作品を一緒に振り返りたいと思います。

撮影 / 鎌田瞳 文 / 大川竜弥

中田青渚 俳優

2000年、兵庫県出身。『第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014』でグランプリを受賞し、俳優デビュー。映画『君が世界のはじまり』、『街の上で』、『うみべの女の子』等出演。

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