小学生のころに新築のお家でハプニングが…『アダムス・ファミリー』【中田青渚の大切なひとり時間 Vol.18】 2023.3.10

「普段自分の考えをしゃべる機会がないんです」という中田さんのひとり時間についてお聞きする連載企画です。今回はホラーコメディの名作『アダムス・ファミリー』を取り上げます。家族の絆を描いた本作を観て、中田さんが小学1年生のときに新築のお家で起きたハプニングについてなどをお話いただきました。
ー前々回、「ホラー映画にチャレンジしたい!」とおっしゃった中田さんのために、1991年に公開されたホラーコメディの名作『アダムス・ファミリー』を選びました。32年前なので中田さんが生まれる前の作品です。
「はじめて観たのですが、独特の世界観があって昔の作品とは思えない魅力がありますよね。ホラーですけど、家族のつながりを描いた心温まる映画でした。登場人物で私が好きなのは、手だけしかないハンドです。終盤の、お父さんのために一生懸命動き回るシーンが特に好きで、ペットのような愛らしさがあります!」
ーゴシック様式のインテリアも『アダムス・ファミリー』の特徴です。中田さんはインテリアにこだわりはありますか?
「こだわりというわけではないのですが、最近祖母からこたつをもらい、すっかり手放せない存在です。実家にはなかったので、こたつがこんなにも素晴らしいものだとは知りませんでした。スイッチを入れたらすぐ温まるので、出かける前に洋服を入れて、温めてから着るというな使い方もしています」
ー完全に使いこなしていますね!実家にこたつがなかった理由は?
「子どもたちがダラダラしてしまうという理由で、お母さんが禁止していました(笑)。あと最近は編み物にもハマっていて、家ではこたつに入ってみかんを食べながら自分用のニット帽を編んでいます。ひとり時間の過ごし方がおばあちゃんみたいですよね(笑)」
ー中田さんのご家族のエピソードは、ファンのみなさんに好評です。『アダムス・ファミリー』のように家族でハプニングを乗り越えた思い出を教えてください。
「私が小学1年生のとき両親が今の実家を購入して、家族みんなで様子を見に行ったんです。まだ家具も入っていない状態で、1歳下の弟がお父さんとウォシュレットがついているトイレを使ったのですが、「楽しかった!」と言いながら出てきたので私も使ってみたくなりまして…。人生初のウォシュレットだから使い方がわからず、便座に座る前にボタンを押してしまいました。そうしたら突然水が噴き出して…」
ー今のウォシュレットと違って、昔は便座に座らなくてもボタンが反応しましたよね(笑)
「ウォシュレットの止め方がわからず、新居のトイレが水浸しになってしまいました(笑)。両親にとっては笑い話になっているようで、今でもみんなで「あんなことがあったね」と盛り上がります」
ー弟さんのエピソードははじめて聞きました。中田さんのお仕事を応援してくれていますか?
「弟は実家に住んでいるので、私が帰ったタイミングで「次はこの作品に出演するよ」みたいな話をすることはあります。「今度見るよ」とは言っても、「見たよ」と言ってくれたことがなくて。でも、きっと応援してくれていると思います。年子ということもあり、小さい頃はよくケンカをしていました。私とは正反対の性格で几帳面。お母さんに似てとてもしっかり者です」
ー距離が近い分、素直に応援するのが少し恥ずかしいのかもしれませんね。最後に、最終話に向かってより盛り上がってきたドラマ「しょうもない僕らの恋愛論(読売テレビ・日本テレビ系)」の見どころを教えてください!
「先日放送された第6話は特に印象に残っています。記録的大寒波の日に外で撮影を行ったため、とにかく風が冷たくて!制服で寒さに耐えながらお芝居をしたのですが、記憶が曖昧になるくらい寒く、鼻の感覚がなくなってポロリと取れてしまったかと思いました(笑)。物語もいよいよ終盤に差し掛かってきましたので、最終回まで引き続きご覧いただけると嬉しいです!」
イラスト / 柳田優希
『アダムス・ファミリー』
監督 / バリー・ソネンフェルド
出演 / アンジェリカ・ヒューストン、ラウル・ジュリア、クリストファー・ロイド、クリスティーナ・リッチ
文/ 大川竜弥 撮影 / 西村満 スタイリスト / 山川恵未 ヘアメイク / 木内真奈美(OTIE)
衣装 / ブラウス¥5,900/Solace<問い合わせ先>https://auntierosa.com/

2000年、兵庫県出身。『第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014』でグランプリを受賞し、俳優デビュー。映画『君が世界のはじまり』、『街の上で』、『うみべの女の子』等出演。